仕事を辞めたい時に冷静になって考えた方がいいこと
仕事が辛くて辞めたいなぁと思うことは、誰にでもあることです。
私も何度も会社を辞めようと思ったことがありましたし、実際に退職を選択したこともあります。
でも、辛いときこそ一度冷静になるべきだと思っています。
そこで、辛くて退職という選択肢を選ぼうとしている方にももう一度考えていただきたいことをいくつか挙げたいと思います。
例えば、これらの問いにあなたは自信を持って答えることはできますか。
- Q1:仕事を辞めたい理由は何か
- Q2:仕事を辞めた後、生活できるか
- Q3:次の仕事は決まっているのか。または、これからやりたいことがあるのか
- Q4:次の仕事に不安はないか
- Q5:これから納得の行く転職が可能かどうか
- Q6:今の仕事が嫌で辞めたい場合、解消できる方法は他にないか
- Q7:周りに相談したか
- まとめ
Q1:仕事を辞めたい理由は何か
まず、現在の仕事が嫌で今すぐにでも辞めたいというマイナス思考で考えたことなのか、キャリアアップなど今後の成長を望むプラス思考で考えたことなのか、どちらでしょうか。
もしも、マイナス思考によるものであるとすれば、一度冷静になって色々と考えていきましょう。
Q2:仕事を辞めた後、生活できるか
仕事を辞めた後も最低限の生活費は必ず必要になります。預貯金等でどのくらいの期間まで賄えそうか予め把握しておきましょう。
金銭面の見通しを立てておくことは退職後の生活に対する不安が軽減されます。
Q3:次の仕事は決まっているのか。または、これからやりたいことがあるのか
既に転職活動をしており、次の仕事が決まっているならば安心です。また、次の仕事が決まっていない場合でも明確な目標があり、多少の努力ができるのであれば問題ありません。
ただし、何かしら不安がある場合は、その不安が許容できる程度かもう一度考えてみることをおすすめします。
Q4:次の仕事に不安はないか
Q3と少しかぶってしまいますが、今の仕事と比べて、次の仕事はどのような違いがあるか一度比較してみましょう。
給料や仕事環境、仕事内容、やりがいなどを総合的比べた結果、全体的に悪くならないことを確認しましょう。
Q5:これから納得の行く転職が可能かどうか
まだ、転職活動を始めていないのであれば、退職する前に平行して転職活動をし、自分のキャリアが市場でどのように評価されるのかを把握しておきましょう。
仕事と同時に行うことはスケジュール的に厳しいかもしれませんが、最低限転職サイトに登録して市場の動向だけでもつかんだ方が退職後に本格的に転職活動をした場合も困りません。
また、実際に求人に応募してみるとなかなか選考が進まないという壁にぶち当たることもあり、転職活動が簡単には行かないことが分かることもあります。
なお、転職活動を本格的に進めるにあたっては、自己応募だけでなく、エージェントサービスを利用する方法も効果的です。最近は電話での面談が可能なサービスもあります。
Q6:今の仕事が嫌で辞めたい場合、解消できる方法は他にないか
マイナス思考で仕事を辞めたいと思った場合は、①今の職場が嫌なのか、②仕事内容が嫌なのかどちらでしょうか。
どちらの理由であっても、異動をすることで解消できるものであれば、まずは上司などに環境を変えることができないかを相談することも手段のひとつです。また、メンタルヘルスに不調をきたしているのであれば休職するという選択が可能な場合もあります。
どうしても今の会社では解消することができないのであれば、退職した方がいいと思います。ただし、退職に至った理由を洗い出し、次の仕事をどのようなものにすべきかをしっかり考える必要があります。
Q7:周りに相談したか
自分一人で考えることは悪くはないですが、考え方が固執してしまい、視野が狭まる危険性があります。家族や友人など可能な範囲で相談し、多くの意見を聞きましょう。
まとめ
仕事を辞めること自体は悪いことではないと思います。
しかし、その先の見通しを立ててから辞めた方がより前向きに生きていけるのではないでしょうか。
勢いで辞めた後、自分の理想に及ばない仕事に就く可能性もありますので、一度冷静になって考えて、後悔のないように進みましょう。