カラーコーディネーター検定スタンダードクラス独学で合格する方法
先日カラーコーディネーター検定を受験し、95点をとって合格できました。
どのように勉強をしたのか対策と方法をまとめてみます。
カラーコーディネーター検定とは
東京商工会議所が行っている、仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことのできる検定試験です。
以前は、1級、2級、3級に分かれていましたが、2020年からはスタンダードクラスとアドバンスクラスの2つの区分になりました。
また、2021年からは、自宅のコンピューターを使ってインターネットで受験するIBT(Internet Based Test)方式の試験になっています。ただし、経過措置として、2021年度~2023 年度に限り、CBT (Computer Based Testing)方式の試験が実施されています。
出題範囲
スタンダードクラスは、公式テキストの次の項目が出題範囲です。
- 生活と色の効用
- 色を自在に操る方法
- きれいな配色をつくる
- 色を美しく見せる光のマジック
- 背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
- 色で売り上げをアップするために
受験料
■アドバンスクラス:7,700円(10%消費税込)
■スタンダードクラス:5,500円(10%消費税込)
※CBT試験の場合は、事務手数料2,200円(10%消費税込)が別途発生します。
合格基準
100点満点中70点以上
勉強方法
使用したテキスト
私は、成美堂出版の『1回で合格!カラーコーディネーター スタンダードクラス テキスト&問題集』を使用しました。
説明部分は、大切な部分が赤字になっている他、章末にある確認問題や模擬試験(2回分)が掲載されているので、これ一冊で勉強できます。また、別冊の暗記ブックは試験前には重宝します。
勉強時間・時期
試験1週間前から本格的に勉強しました。
時間としては30時間位かけたと思います。
参考書の使い方
次のような感じで毎日1章ずつこなして勉強をしていました。
- テキスト部分を読み込み、赤字になっているなど大事そうな部分を覚える。
- 章末問題を解き、間違えた部分はきちんと理解する
- 翌日、再び章末問題を解き、記憶に定着させる
ただし、「第2章:色を使いこなす」のPCCSやマンセル表色系の説明や「第3章:色を組み合わせる」の配色の種類などはボリュームがあるので、1日で覚えようとせずに、数日に分けてしっかりと理解することをおすすめします。
試験前日などは、章末問題等を一通り復習し、間違えた問題は覚えるまでチェックを繰り返します。
公式テキストについて
公式というだけあり、試験範囲が網羅されているので、しっかりと勉強したい人は購入をおすすめします。
ただし、デメリットとしては値段が高いこと、問題が載っていないことが挙げられるので、公式テキストのみで受験対策をする場合は、ノートなどに重要なポイントをまとめしっかり暗記する必要があり、覚えるまでに時間がかかってしまいます。
そのようなことを考えると、最短で合格を目指すのであれば参考書を1冊買った方が受験対策としては良い気がしました。
試験当日の流れ
試験当日は、自宅のノートパソコン(カメラ・マイク内臓)で受験しました。
ヘッドセット等の使用は不可なのでマイクが内蔵されているかどうかなどよく確認する必要があります。
実際の受験の流れとしては、このような感じでした。
- 入室可能時間に接続すると、受験画面が開きます。
- 説明を読み、入室すると試験官の人と繋がります。
- 試験官の人と少し会話をして、WEBカメラに向かって本人確認書類や送付されているカラーチャートを提示します。
- 続いて、カメラを使って机の上と部屋が360度映し、余計なものがないことを確認してもらいます。(私の場合は、ノートパソコンだったため、もち上げて一周しました。)
- 一通りの確認が終わり問題がなければ、試験開始となります。
以上のことが順調に進めば、連絡されている試験開始時間よりも前に試験を開始することが出来ました。
また、制限時間は90分ですが、見直しも含めて30分程度で終わってしまいました。
問題の形式は、文章の選択式穴埋め問題と下線部分の文章の正誤を判断する問題に分かれており、大問題として12問程度ありました。1問あたり1~2点と考えられます。
参考書の問題を解いていれば簡単に解くことができる程度の内容でした。
アドバンスクラスについて
現時点では他の出版社から参考書籍が発売されていないため、公式テキストのみが参考書になります。
急いで受験をしなくてもよいのならば、参考書が発売されてからの受験を考えてみてもいいかもしれません。