つばきのウェブメモ

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緑茶を飲んだらしょっぱい。何故?

先日、急須で緑茶を淹れて飲んだ時、「ん!?なんだか、しょっぱい?」と感じました。以前から塩味を感じる緑茶があるなと感じていたため、なぜ塩味を感じない茶葉と感じる茶葉があるのか理由を調べてみました。

急須で淹れた緑茶の絵

調べようと思った経緯

今回、理由を調べてみようと思ったきっかけとしては、そのお茶を一緒に飲んだ方が、「こんぶ茶ですか?」とおっしゃったため、緑茶とこんぶ茶の違いをきちんと確認しようと思った経緯があります。

そのため、緑茶とこんぶ茶の違いをもう一度確認してみます。

そもそもこんぶ茶とはどのようなお茶なのかと思い、Wikipediaで調べてみると以下のような説明がありました。

コンブを乾燥させ細かく刻むか粉末状にしたものに湯をそそいで飲む飲料。軽く塩味をつけたものや、あられを配合したもの、玉露を加えたものもある。

やはり昆布が入っているお茶のようで、玉露を加えているようなものであれば緑色をしているのであろうと推測することができます。

その時飲んだ緑茶は、スーパーなどに売っている袋詰めの緑茶の茶葉に水道水を沸かしたお湯を入れただけでしたので、こんぶ茶ではありません。そのためこんぶ茶だからしょっぱいという結論にはなりませんでした。

緑茶がしょっぱい原因を探る① 原因は茶葉なのか?

先ほどのように今回急須で淹れたお茶は、スーパーで販売されている緑茶として袋詰めされたものです。

お茶を入れる際は急須の中に茶葉と沸かした水道水しか入っていません。

水道水に塩味があるとは考えにくいですし、確認してみても通常の味でしたので、緑茶がしょっぱく感じる原因は茶葉にありそうです……。

緑茶がしょっぱい原因を探る② 食品表示を確認

茶葉に原因がありそうだということで、まずは、淹れた茶葉のパッケージにある食品表示を確認します。

すると、食品表示の原材料の欄に「緑茶、調味料(アミノ酸」と記載されておりました!

茶葉以外に食塩が添加されているわけではないものの、調味料が添加されている商品があり、その味をしょっぱいと感じているようです。

念のため、しょっぱいと感じなかった茶葉の食品表示を確認してみたところ、そのような茶葉にはアミノ酸の記載がありませんでしたので、どうやら緑茶がしょっぱい原因はアミノ酸だろうということが分かりました。

アミノ酸を添加する理由

もともと、アミノ酸はお茶の旨味成分です。

中でも、テアニンというアミノ酸がお茶には多く含まれています。

しかし、このテアニンは、お茶の初期の若い芽であるほど多く含まれているため、成熟した芽では含有率が減ってしまいます。

そのため、添加したアミノ酸がお茶本来の旨味と同じものだと思えませんが、お茶にうまみ成分を添加しようという考えがあるのではないかと思われます。

ちなみに、このように調味料を添加したお茶を「添加茶」といいます。

添加茶に対する考え方

まず、食品表示をしっかり行えば、緑茶に調味料等を添加することに問題はありません。

そして、添加茶に対する考え方は地域によって異なります。

例えば、お茶の産地で有名な静岡県では、製茶取締条例というものがあり、化学調味料などによる味付けや薬剤による着色が許可されにくい現状があります。

一方で、化学調味料で味を付けて販売されたお茶の方が売れる地域もあるようです。

まとめ

アミノ酸が添加されているお茶が良いのかどうかという点について、こればかりは費者の好みということでしょうか。

私たちは、きちんと表示を見て納得して購入するべきなのでしょう。

これからスーパーで緑茶の茶葉を購入する時はしっかりと食品表示を確認してから購入したいと思います。

また、清涼飲料水として売られているお茶をしょっぱいと感じることがあった場合は、同様に食品表示を見たら原因が分かるのかもしれません。